落ち着くご飯

お話会のランチを担当しました。
食べた方々から「美味しい」の他に「落ち着く」「ほっとする」という感想をいただきました。

落ち着くとかほっとするご飯ていったい何なんだろう…
“落ち着くパウダー”や“ほっとするエキス”は入れていないんだけどな…

和食中心のお米、醤油、味噌、大豆、野菜を使った料理は私たち日本人が昔から食べてきたもの。それらが五感に働きかけて思い出してほっとするというのもあるのでしょうか。

 

そして、“落ち着く”と聞いて
会社勤めをしていた頃のお昼ごはんについて思い出しました。
同僚たちと毎日楽しみにしていたランチ。
一歩外にでればおしゃれなカフェやイタリアン、フレンチ、和食、そしてビルの上には社員食堂。
毎日違うところで食べれるくらいたくさんの選択肢がありました。
これほどまでに美味しいお店はたくさんあるんだけれど、なぜか食べて落ち着くのは自分の作ったお弁当だったのです。

 

いつでも同じ味を出せるのがプロの料理人、家庭料理は同じものを作っても体調や気分で味も変化している、だから飽きないというようなことを聞いたことがあります。

料理の上手、下手とは関係なく、家庭料理には落ち着く何かがやはりあるのだと思います。

 

落ち着きたいとき、ほっとしたいときは誰かが家で作ったご飯を。
目の前の食べる人のことを思って作る。
それも落ち着くごはんの理由のひとつなのかもしれません。


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平屋の一軒家kadoyaは誰かのお家のようにくつろげます。